最低賃金は年に1回、見直されて10月ごろから適用されます。今年の見直しでは全国平均で25円増の848円に。10年前に比べて161円も高くなりました。安倍晋三政権の「一億総活躍プラン」では全国平均1000円を目指しているので今後も上がりそうです。
ですが、地域ごとにみると最低賃金の差は拡大しています。最低賃金は都道府県を経済状況で4ランクに分けて国が目安を示し、それを基に各都道府県が金額を決めます。最高の東京は958円。最低の沖縄は737円です。その差は10年前は121円だったのが、今は221円まで広がりました。1日8時間・週5日働けば、年間でおよそ46万円の差になります。
「東京一極集中を誘引しないか。制度のあり方を見直すべきだ」。福井県の西川一誠知事は6月の県議会で、フランスが全国一律の最低賃金であることに触れつつ、こう述べました。「最賃の格差が人口流出につながる」という県議の意見に応えました。岩手や長野などの地方紙も、社説などで最低賃金の差を問題視しています。
新潟県では最低賃金を話し合う会議が紛糾した結果、「関東甲信越の中で新潟が低いままでは人口流出につながる」などの観点から、国の目安よりも1円上乗せして上げることになりました。
経済学者の見方は異なります。経済産業研究所の森川正之副所長の分析によると、見かけの金額差は開いていても、物価を考慮した実質の格差は縮小しています。「住宅などの物価水準を考えると妥当な差。今まで都市部が低すぎた」と指摘しています。地方では最低賃金に近い時給で働く人が都市部より多いので、最低賃金を大きく上げると企業が雇用を減らすなどの影響が出るかもしれません。
一方で最低賃金を上げても雇用は減らないという米国の研究もあります。東京大学の川口大司教授は「引き上げの影響は地域ごとに慎重に分析する必要がある」と話します。もっと細かい地域分類や年齢による設定が必要との見方もあります。
日本だけでなく、米国や英国など世界の先進国でも最低賃金を引き上げる流れが続いています。なぜでしょうか。東京大学の川口大司教授(労働経済学)に話を聞きました。
――日本の最低賃金の地域間格差が広がっています。
「2007年に最低賃金法が改正されました。その肝は生活保護との逆転現象を解消することです。生活保護費は地域によって異なります。住宅費などを考慮して、都市部では高いのです。それに合わせて最低賃金を見直していっているので、最低賃金が都市部で上がっているのです」
――全国一律になるように地方の最低賃金を上げていくとどのような影響があるでしょうか。
「まず理論的には、最低賃金を上げると雇用が失われるという説と、失われないという説の両方があります。1990年代に、雇用は失われない、という米国の著名な論文が出たことで、今は雇用は失われないという見方が増えてきています。その流れに乗って世界でも最低賃金を上げる動きが続いています。ただ、地域の経済構造によって影響は異なります。日本の地方では、おそらく雇用が失われると思われます。これは2010年初頭までの分析に基づく推測です。最新の状況は調べる必要があります」
――最低賃金を上げると失われるのは低スキルの人の雇用という側面もあります。
「そうですね。単純労働は機械に置き換えられる可能性があります。昔はファミレスで席を回ってコーヒーをついでいる人がいましたが、今はドリンクバーに替わりました。今後は宅配する人がドローンに置き換わるなどの現象があるかもしれません。賃金が上がりすぎると雇用の受け皿になっていた中小・零細企業が潰れてしまう可能性もあります」
――最低賃金は貧困対策として政治的に受け入れられやすいようです。
「最低賃金だけで所得保障政策をしようというのには無理があります。例えば、時給1000円で週に40時間、年に50週、働いても年収は200万円です。それだけで生活するのは大変です。それに上げれば上げるほど、貧困世帯に多い低スキルで働いている人の雇用が奪われる可能性があるのです。まだスキルがない若者の職業訓練の機会を減らすという研究もあります」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170927-00010001-nikkeisty-bus_all
都会と違って地方では車必須なので車の維持費とガソリン代かかり
どこに住んでもそれほど生活費変わらないのに最低賃金の地域差はおかしい、
とテレビで言ってたがそのとおりだと思う。
能力千円未満無能はクビ
採用なんてされません
公務員はそこが分からないのね
貨幣価値が下がってるんだから最低賃金を上げるのは当たり前
最低賃金を金の価格に連動させろ
最低賃金が安ければ無駄に雇用するということ?それはそれで企業経営が下手だな
僻地なら安いのかもしれないけど、結局田舎の中心部付近は安くもないからねぇ
ましてや価格競争が起こってないから都内より飲食に掛かるお金は地方のが割高だし
都市ガスがなかったらプロパンで今度は割高
田舎のが生活費がかからないってのはまったくもってウソだよ
北関東ですらそんなんだし
あちこち住むとわかるけど都内に住んでる奴らのがなんだかんだで金は田舎よりかからない
日本は本当にいびつ
簡単なことやんけ
健康で文化的な最低限度の生活が出来るだけの賃金を払わないと
でも企業が労働価値より上回る給与を払うなんて期待できない
だから結局は社会保障で面倒を見るしかない
競争を前提とする資本主義と弱者救済の社会保障は車の両輪、片方だけでは社会が成り立たない
あれほど・・・・・
まずは全国一律最低時給1000円以上 ここから始めろ
この先10年で1500円まで持っていくべく予め設定しておくべき
持ってるだけだと金は確実に目減りする
いやでもインフレ化と投資に金がガンガン回るっての
能力のある人間ならそもそもそんなに働かなくても金を集められるだろうしコネも作れるだろうし、能力のある人間が事業を必ずしも一発で成功させられるとは限らんし、金持ちで能力もある奴がいつまでも成功したままでいられる保証もないしな
ブラック企業にうっかり入ったりしたら心身をやられかねんしな
ごく一部の成功談を一般論に無理矢理しようとしてるだけ
まあ金持ちになりたきゃ、どこかで努力なり苦労なりはするべきだし、現状に不満があるなら調べるでも投資するでも何かしら行動をすべきだとは思うがね
それはその通り
都心で高いのは家賃だけ
ネットが普及してなかった頃は田舎の家電製品は超割高だったな
最賃は時給1000円以上に引き上げるべき
それで潰れる会社は社会に必要ないな
そんな安い単価で仕事を引き受ける会社が存在するからいつまで経ってもデフレから抜け出せない
農業なんかは、規模によっては売上げ(利益)も低いし、最低賃金のおかげで維持できているところもあるよ
ただ、その最低賃金のせいで人が集まらなくて国外の研修生とかに頼ることになったりと、かなり切迫してる状況なのよね
最低賃金上げたら、日本の中規模農家なんかは、なくなっちゃうんじゃないかな
年収ベースで3倍以上
時間になっても帰れない
失敗したら経緯書や始末書、もちろんバイト君の分も
バイトの方が気楽で時間通りに帰れる
いまは仕事辞めてバイト探しだよ
物価が10倍になったとしてもこれまでの格差が圧倒的に小さくなるんだから
年寄りが老後に向けて貯めた貯金の価値が1/10になり、奨学金の返済額も1/10になる
正の財産と負の財産をどちらも限りなくゼロに近づけていくことで、日本社会をリセットして真に平等な社会を開始するべきだ
老後の貯蓄価値がどんどん低下していったら
老後は雇用機会や雇用能力に恵まれなくなるのだから
若い頃からさらに貯蓄性向を強めて節約するしかなくなるよ。
東北四国はイメージどおりだけど
九州は福岡でさえ700円台とは驚いた
基本的に東京大阪から離れるほど安いからな
生活保護未満のやつに補充、それ以上の収入あるやつは支給なしでいい
それがベーシックインカム
今導入を検討されている。
先進諸国の生活保護は、とても手厚く日本の三倍以上。
代わりに徹底した管理と就職指導。
その原因にもよるが、原則3ヶ月で社会復帰させる。
セーフティネットであり投資でもある。
そこからの落ちこぼれば、もう福祉団体の世話になるだけ。
国は関与しない。
中途半端なんだ、日本は。ギリギリの生活で復帰意欲も湧かないよ。
ガチで食い扶持稼ぐ仕事の賃金がそっちに引っ張られるのがあかんわなぁ。
下げないから働かないんだよ
働かないくせに一人暮らしのやつらはシェアアウスに詰めて共同生活させろよ