「勝てば1万円、負ければ12万円」「負けそうになるとイカサマも…」“賭け将棋”で生活費を稼いだ真剣師とは何者か?<Number Web>
text by
小島渉
Wataru Kojima
photograph by
Getty Images
将棋界には“賭け”で生計を立てるものたちがいた――。「勝てば1万円、負ければ12万円」というようなレートで勝負を繰り返した“真剣師”とはどんな男たちだったのか?(全3回の1回目/#2、#3へ)
将棋界に真剣師と呼ばれるものたちがいた。賭け将棋で小遣いや生活費を稼いだアマチュアのことで、一部はセミプロのレベルまで達していたという。筆者が将棋を始めたのは2001年だが、実際には見たことがない。どうやら昭和50年代までは全国各地にいたものの、時代が進むにつれて風当たりが強くなり、数は減っていったようだ。筆者はその世界を文献を辿るよりほかに知る方法がない。
「最後の真剣師」と呼ばれた大田学(1914~2007年)は、1978年に第1回朝日アマ名人戦に出場して63歳ながら見事に優勝した。終戦後に30歳を過ぎてから、アマ初段だった将棋に本格的に取り組んだという。
小中学生で奨励会に入るのが当たり前の現代を思うと、かなりの晩学だ。同氏は1996年に放映開始されたNHK朝ドラ「ふたりっ子」のヒロイン・香子に将棋を教える、「銀じい」のモデルになったことでも知られた。真剣師を廃業してから92歳でこの世を去るまで、通天閣近くの道場で指導対局を行っていたそうだ。
いま思えば、筆者も大阪を尋ねて1局教わるべきだった。本気ではないとわかっていても、盤を挟めばふとした手のひらめきや勝負の駆け引きに、歴戦の強者とギリギリの勝負を繰り広げた猛者の迫力を感じることができただろう。
「勝てば1万円、負ければ12万円」“賭け将棋”の仕組み
真剣師は道場にたむろし、賭けに乗ってくれそうなアマチュアを待つ。実力差があっても、一方的に負かしては二度と応じてくれない。客に「頑張れば勝てるんじゃないか」と思わせるのがコツで、わざと緩めてギリギリの勝負を演じたり、何回かに1回は負けてあげる。そうやって生かさず殺さず、長いお付き合いをしたほうが最終的に懐に入る金は多い。
https://number.bunshun.jp/articles/-/854240?page=1
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中学生の頃の村山聖と将棋指して、負けてるのよな
どっちも早死にしちゃったけど
プロになってれば大山を凌いだかもしれないと言われる伝説の人物か
学費みたいなのが払えんかったのかねえ
それはない
だと思った、スレタイ
名が知れ渡ってしまってカモになる人がいなくなっちゃったんだよな
まあそうだけど
プロ意外で真剣師より強い奴はそういない
ガチの人はプロでも下の方は勝てないレベルだよ
アマチュアレベルじゃ勝てない
rizinのマッチメイクみたい
弱い相手だとハンデ付けてくれる
負けそうになると王将を八極拳で盤面にめり込ませるんだな
差額の11万はどこ行くんだよ?
場代にしては高すぎるだろ?
え?
差は実力の差だよ
相手が強い場合は、同額にすると誰も挑んでくれなくなる。
相手から見たら、1勝負1万。勝てば12万貰えるとわかれば、勝負を受けてくれる
一方、真剣師は、13回に1回ぐらい負けるように調整すれば、トータルで1万儲かる
相手は13万支払って12万儲かるからトータルで1万損する。
1万で結構遊べるので、また勝負する
いや、「アンタが勝てば1万円やる。その代わり俺が勝ったら12万円よこせ」と言われてるわけで、まともに考えたら分が悪すぎるやろ
大田学は全国大会の大阪府代表に12倍層の勝負(大田が勝てば1万円、相手が勝てば12万円)を持ち掛けられて、13戦全勝したことがあるという。
ギャンブルのレートだよ
非公営ギャンブルは掛け金交渉するからそうなる
全勝するくらい棋力に座があるなら手加減もできるってことでしょ
13回に一回負けとかは最低値の例えばの話だろうし
ハンデ
梁山泊か
麻雀で鴨ったの?
どこかから3個目の飛車が出てくるとかか
角ワープ
その角はどこから来ましたか?
駒の位置ずらしたりすんだよ
碁のそういうイカサマはヒカルの碁で出てきたな
しかもリアルマネーがかかった賭け碁
ソフトのカンニング
相手が盤面理解してないアホじゃないと無理
できないぞ
王と取ったと思ったら、実は影武者
いやただの餌やで
ハチワンダイバー
将棋の場合は「偶然の輸贏」とは言い難いからな
パチプロは基本的に勝てないし
生計成り立っても時間の浪費が非常に多く
ぶっちゃけ人生において最大の無駄だから辞めた方がいいわ
その金で株なりコインなり買った方が遥かにマシ
昔に比べたら1人で稼げる額1/10ぐらいに減ったけどそれでも日本の平均年収(もしくは時給)より上は稼げるよ
香車を動かす
元記事読んだけどイカサマの件がよくわからんかった
結婚
ないよ
俺もソフトを見るが真っ先に思いついたんだがこれしかなくね?
将棋のイカサマって何があるの?
王と歩を入れ換えるとか
全部飛車にするとか
歩を一枚隠し持ってるだけで随分違うかと
想像したらソフトには毎回入力しなきゃいけないしバレるよな
歩一枚持ってるほうが現実味あるわ
なるほど
感想戦でばれるぞ
強めのアマ初段なら対局を初手から再現できるしそれなりのレベル
真剣やってる人はすぐ盤面ばらして次の勝負って感じじゃないかな
昔の人は駒台に持ち駒置かず、手の中で弄んだりしてたみたいだし
駒台がないような透明性が担保されてない状況でまとまった金額賭ける人間はおらんよ
級位者同士が食事代程度の金賭けるなら知らんけど
今はそうだろうね
昔の真剣のエピソードでは良く出てくる話
あと棋譜が残るようなやつはキチンとしてただろうね
歩の一枚くらいならバレないと思ってるんかな
アマチュアでもそこそこの強さになったら駒の損得には敏感
もう一枚歩を渡したら継ぎ歩がある端攻めがあるって考えて対局してる
歩切れの相手が金底の歩なんか打ったらそこで対局中断になるわ
真剣師同士の対局でやったりしたら誰も相手にしてくれなくなるよ
金がかかった勝負だから視野が狭くなるってのもあるとは思う
ハンデ差があったりすると特に
一つ勝てば取り返せる、儲けられるとなると熱くなったりするだろうし
まあスポンサーが付いての勝負とかならインチキ出来ないだろうけどね
金がかかると震える人間は真剣師にならんわ
パチンコ屋みたいな勝負だなw
イライラするな
イカサマの内容を少しは書いてくれないと
それがこの記事を読む人間の知りたいことだろ