■ 「必要のない仕事」を増やしている
–近年、20世紀を代表する経済学者ジョン・メイナード・ケインズの理論が見直されています。1930年にケインズは「技術の進歩によって100年後(2030年)には週15時間(だけ)働く時代になる」と予想したそうです。この見立てをグレーバー教授はどう考えますか。
グレーバー 2030年まであと10年ほどありますが、実際に起こっていることは、ケインズの予想とは反対だと思います。確かに現在の労働時間は、1930年と比べて世界的に減少しています。しかしいまの仕事は日常生活に入り込んでいる部分が多いため、それもカウントすると、逆に増えているのではないでしょうか。特に特定の階級の人にとっては増加しています。
興味深いのは、ロボットが我々の仕事を奪いに来る、という恐ろしいことがいわれていることです。ケインズの時代に存在していた仕事の半分が、現在なくなっている。多くの仕事がすでにロボットに奪われています。
その一方で我々は、労働時間を短縮したり、必要な仕事を公平なやり方で分配したりするのではなく、それをしている本人でさえ「必要がない」と感じる仕事を新たにつくり出しました。
たとえば、役所や管理職に付随する仕事です。多くの国でこれらの事務職は、ケインズの時代には全体の25%ほどだったのが、現在ではおよそ75%にまで増えています。
–いわゆる仕事のための仕事ですね。なぜ、そうした仕事が増えたのでしょうか。
グレーバー 大きな組織は余分なもの–定期的に人を雇っている明らかに馬鹿げた仕事–を一掃するのではなく、無駄な脂肪を付ける傾向があるからだと思います。
社会はつねに、新しい仕事をつくって雇用を増やさなければならないという大きなプレッシャーにさらされています。
いま存在している仕事をカットしてはいけない、という風潮も強い。だから企業も政府も、定期的に不要物を排除することをせず、ますます意味のない仕事を少しずつつくり出していく。このようなねじれた状態にあります。
■ 何もしていない人のほうが高給?
–あなたが著した“Bullshit Jobs: The Rise of Pointless Work, and What We Can Do About It”(邦訳未刊行)は世界中の耳目を集めています。多くの仕事は、じつは Bullshit Jobs(どうでもいい仕事:以下、BS職)だという内容です。本書の骨子は当初、『STRIKE!』という雑誌にエッセイとして発表していたのですね。
グレーバー そうです。エッセイの内容は、誰かに頼んでリサーチしたものではなく、自らの経験をもとに書きました。これまでいろいろなパーティに顔を出して、多くの管理職の人に出会ってきました。私は労働者階級の家庭に育ったので、管理職を担う階級の世界とは無縁でした。彼らのオフィス環境についてもあまり知らなかった。
そこで、人に会ったら「何の仕事をしているか、それはどんなものか」と聞くようにしていたのです。すると多くの人は「大した仕事はしていない」と言うんです。最初は謙遜しているのかと思っていました。でも、さらに追及すると、文字どおり大した仕事はしていないのです。
1日に1時間しか働いていないという人もいたし、それどころか1週間に1時間しか働いていない人もいました。オフィスに行って Facebook のプロフィールを更新したり、コンピュータ・ゲームをしたりして、1日の大半を過ごすそうです。
そういった仕事をしない人たちの話を聞いたことで、私は挑発的といってもいいエッセイを世に出しました。それが“Bullshit Jobs”です。ひょっとしたら、こういう人たちは特別じゃないのかもしれない。多くのオフィスワーカーは、実際何の仕事もしていないんじゃないか。だとしたらいろいろな物事に説明がつくぞ、というエッセイです。
–仕事をしない管理職というのは、日本企業に限った話ではないのですね。しかし困ったことに、彼らは一般の社員に比べれば、かなりの高給をもらっています。
グレーバー それが皮肉なのです。
☆続きはソースでご覧ください
https://news.livedoor.com/article/detail/17503183/
よくやるね
それは哲学的な問いなのだ
「使う者は使われる」( ´・∀・`)
「bull」の「ll」の部分はちっちゃい「ぅ」みたいなもんだからじゃね
カタカタ表記みたいに「ル」って発音しないよね
俺はボーシェッって聞こえるな
必要な仕事ほど低賃金重労働なのよ日本では
介護なんていらん仕事だよ
自分で食べれなくなったら寿命やねん
それを自分で動けなくなったら言えよ
家族が喜ぶぞ
人事部が無駄な申請等の作業増やして腹立つわ
うちは経理がどんどん不要な申請書増やしてるわ
そういうのを本にしても「何をいまさら遅すぎじゃね」としか
謎残業してる奴多すぎやろw
無駄な時間、無駄なお金。
無駄を楽しまないと。
手間でしかないやり取りというか
ちゃんと最後まで本文読むべき
今以上に苛烈な蹴落としあいをするようになるぞ日本の会社だと
ほんとこれな
下手に効率よく優秀なところ見せると仕事を上乗せされるから
結局損をすることになる
適度な無能感出しといたほうがいい
それ…。
あれもできます、これもできますってなると。
次から次へと仕事が振られて終わらなくなる。
仮に評価されてベースアップしても微々たるものだし割に合わない
まあ安くこき使うほど会社が得するのだから割に合わせるわけないよね
単に搾取システムの上の人の事か
それが「俺はまだ全力出してない」の言い訳か?
ご立派だねえ
俺は不動産と金に働いてもらってる。
労働者階級と一緒にしないでくれたまえ。
氷河期スタートで自営からここまで来るのにお前じゃ発狂するほどの努力をしてきたんだよ。
ご立派。
リーマンは組織で仕事するから。
常にフルパワーで働いたら疲弊してしまうから皆で協力してやっている。
上手く上に取り入ったり、要領よく結果出せる人が出世する。
でも時間の掛かる人の方が残業代をもらえると
通常同じ仕事量でないけどな
自分たちの議席がなくなるかもしれないから。
IT系でも役員クラスになると違うんだろうか
効率化が進むと皆貧乏になる
仕事の実態に合わせて組織の権力構造を見直すべきなんだよ
諸外国だと意思決定の為。
所得が高いほど休みが多く暇人なのは常識
休みが多くて暇なのは仕事してる証拠。
と、人文系が存在している。人文系を
野放しにしてるからこの両者を混同した
議論を繰り返して来たのが人類の歴史。
全部自分でやらないと気が済まん社長とかは成功せんらしいな
部下を信頼して任せる事が会社を大きく出来るかどうかの分岐点とか
ブレインには年収2000万だしてもおかしくないし、ただの調整役は時給800円の再雇用アルバイトでよい
ほとんど出社もせず来ても適当にその辺片付けてお茶して帰るだけだった
うちの会社はこんな感じ
日本だけかと思ったら海外でもそういう傾向はあるんだな。
だから中国にやられるのかとも思うが。
企業間競争によって淘汰するしかないのよ
役所は競争相手がないからブクブクと肥え太り続けるけど
もしくは居ない方がプラスになる仕事は山ほどあるな
「負債論」は名著だが、官僚制について書いた本がむちゃくちゃ面白かった
新自由主義はなぜペーパーワークを増やすのかって趣旨の本
客先いってひたすら謝るだけの仕事
意味がないとはいわないけど他の奴らにおしつけたい
歳をとってから責任で仕事をするんだ
今はプレイングマネジャーといいまして