15日の決定会合では長期金利をゼロ%程度に誘導するなどの金融緩和策の現状維持を決めた。
一方で景気の見方については輸出と生産、海外経済の判断を引き下げた。輸出と生産は1月は「増加基調にある」と判断していたが、輸出は「足元では弱めの動き」、生産は「緩やかな増加基調にある」に修正した。黒田総裁は「海外経済の減速が輸出、生産に影響を与えている」と述べた。
中国経済の減速で日本企業の輸出に陰りが出ているほか、半導体などの生産活動にも影響が出ている。日銀算出の実質輸出は1月に前月比5.2%低下。経済産業省がまとめる鉱工業生産指数は1月まで前月比で3カ月連続で下がった。
内閣府公表の1月の景気動向指数では一致指数が3カ月連続で低下し、機械的に決まる基調判断は景気後退の可能性を示唆している。
それでも「緩やかに拡大」とする総括判断を据え置いたことについて黒田総裁は「所得と支出の好循環が続くシナリオは変わっていない」と説明した。「設備投資は順調で、消費も振れを伴いながら堅調に推移している」とも語った。
輸出と生産が弱含む要因となった海外経済については、中国と欧州が19年後半には回復基調に戻るとした。欧州は自動車販売が環境規制による一時的な減速から持ち直すほか、中国向け輸出も回復するとみる。中国経済について黒田総裁は「大規模な景気対策がすでに決定し実行されつつあり、どんどん減速していく状況にはない」とした。
民間エコノミストの間でも中国経済がある程度持ち直すとの見方が多い。15日に閉幕した全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で2兆元(約33兆円)規模の減税と社会保険料下げなどの経済対策を打ち出したためだ。日本総合研究所の関辰一氏は「政府の内需刺激策で急激な失速は回避できる」とみる。
ただ中国は地方政府や企業の過剰債務などの構造問題を抱えていて、対策には限界があるとの見方もある。市場では経済の減速が進めば「日銀は4月にも追加緩和を迫られる」(SBI証券の道家映二氏)との見方がなおくすぶっている。
日銀内でも1月の決定会合で「経済・物価の下方リスクが顕在化するなら政策対応の準備をしておくべきだ」との発言が出たことが主な意見で明らかになっている。大規模な金融緩和に積極的なリフレ派の原田泰審議委員も「リスクが顕現化すれば、遅滞なく追加緩和をすることが必要だ」と6日の講演で強調した。
一方で金融機関の収益悪化など長引く緩和の副作用への警戒もあり、追加緩和のハードルは以前よりも高い。
日銀は15日にはひとまず景気に強気な見方を示し、市場にくすぶる追加緩和の期待とは距離を置いた。だが仮に景気が一段と曇れば、副作用を考慮しながら追加緩和のタイミングを探るという難しい作業が待ち受ける。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42544400V10C19A3EA4000/
正解w
マイナス金利掛けてるんだから早晩年80兆どころか60兆円も維持困難になる
認めると円高が襲いかかってくるので認めないが実質ステルステーパリングだな
(´・ω・`)…
ありますん
そのへんにトドメさすために、アメリカ引き締めの効果を緩和しないように日銀も追加緩和を自重してんだよ。
ゆわせんな恥ずかしい。
国民が生活保護を貰ったら叩かれるが、経営者が支援という名の生活保護を貰って、
会社延命してるんだから社会主義のようだ
米国のように潰して再生させればいいんだよ
資本主義なんだから
企業が福祉に依存してどうするんだ、隷従への道だぞ
どうしてくれんのホント
ゼロ金利政策のおかげで現金と同じ性質になった国債と、
現金そのものである日銀当座預金を交換したからって何の意味があると思ってんだ。
緩和なんかしなくても成長するのが普通の景気
根拠の無い強がりにしか聞こえない
アベノミクスとはなんぞや?
ようやく理解されて来たんだよ。
世界中でヘリマネやればあっという間に超好景気が何十年も続く。
簡単な事。
地方銀行の半数が赤字なのに空前の好景気なんですね
嘘をつくから統計の端々で矛盾がでる
地方銀行はビジネスモデルが終わってるからだよ。
世の中がどんなに景気よくてもダメになる産業はあるだろ。
高度成長期だって、炭鉱とか繊維とかはダメになったわけだから。
全く当てにならない
官僚は自分の失敗を絶対に認めない
また地域振興券とかプレミアム商品券とか
キャッシュレス優遇とかで回復させたことにするつもりかね
有効なカード持ってないのがきつい
今が正念場
アホかよ
消費税増税前の駆け込み需要の反動で下がるに決まってるだろ
いくらなんでもバカ過ぎる
また10年が失われる。
株や投資用の不動産などの「金融経済」は好景気のようだが、
庶民の日常に関する「実体経済」は一部を除き不景気のままの気がする。
だったらどうでもいいよ
路頭に迷う人が増える→失業者が増えるという終身雇用制度の論理
雇用が流動化した普通の資本主義社会は、
1つの企業が潰れても再就職できるので、→失業者では無い