地方の工場や小売店などで住み込みをしながら働いてきた松本拓也さん(43歳)の取材から、「見えざる貧困」のリアルに迫る――。
※本稿は、小林美希『ルポ中年フリーター』(NHK出版)の一部を再編集したものです。
■リストラからはじまった地獄の日々
「雇用が不安定なまま、40代になりたくなかった。このままでは、結婚はおろか老後だっておぼつかない」
松本拓也さん(43歳)の気持ちは焦る。仕事があれば、地域を選り好みすることもなく、地方の工場や小売店などで住み込みをしながら働いた。いつかは結婚して家庭を作りたいと願っていたが、一定の収入がなければ「婚活ブーム」に乗ることもできない。
拓也さんは、飲食関係の専門学校を卒業したが、不況で就職先が見つからなかったため、レストランなどでアルバイトとして働いた。いったんは関西地方で酒の量販店の正社員になったが、すぐに会社の業績が悪化し社員はリストラされた。翌年、拓也さんもリストラの波に飲み込まれた。ここから、拓也さんにとって雇用の負のスパイラルが始まった。「即日解雇」を言い渡され、会社が借り上げていたアパートの立ち退きまで強要された。仕事と同時に住居を失ったのだ。
貯金もなく、引っ越し費用や敷金・礼金を友人から借金した。生活費もままならず、クレジットカードのキャッシングに手をつけ、消費者金融からも借り入れ、借金は最終的に300万円に膨らんだ。
拓也さんは仕事と住居を同時に失う恐怖を、嫌というほど味わった。
■アパートも借りられない
「消費者金融から借金もできない人間はアパートも借りられない」
東京都の「住居喪失不安定就労者等の実態に関する調査報告書」(2018年)によれば、24時間営業のインターネットカフェや漫画喫茶などを「オールナイト利用」している住居喪失者は、1日あたり都内で約4000人いるとしており、そのうち住居を喪失している不安定就労者(派遣、契約、パート・アルバイト)は約3000人と推計している。これは、「ネットカフェ難民」が取りざたされたリーマンショック前後の状況に匹敵する数字だ。年齢別に見ると、30〜39歳が最も多い38.5%で、次いで40〜49歳が19.7%となる。労働形態別にみても、中年層の30〜39歳で不安定就労が38%を占めている。拓也さんも、そうした1人になりかけた。
再就職先はなかなか見つからなかった。アルバイトをしたところで家賃も払えない。住み込みで工場での請負労働を始めることにした。
滋賀県に移り住み、近隣の大手電気メーカーや自動車メーカーの生産現場で、組み立てなどの仕事を始めた。だが、それも業務が縮小されると、契約が途中にもかかわらずクビを切られてしまった。生産が調整されると、同時に雇用も調整されるシビアな現実。業務の効率化とコスト削減が最優先課題とされ、そこで働く人たちの主たる生計が景気悪化で瞬時に揺らいでしまう。
■地方の求職活動には限界がある
以前から日雇い労働や出稼ぎ労働など不安定な雇用は存在した。しかし、近年の不安定さは、企業が期間工やアルバイトとして直接雇用するのではなく、請負会社や派遣会社を通して雇う仕組みが責任の所在を曖昧にさせ、よりドライなリストラを加速させている。
拓也さんはまたも就職先を探すことになったが、自動車運転免許がなく、地方で求職活動するには限界があった。求人の多い営業や介護の職を探しても、移動に車が必要であきらめざるを得なかった。
免許を取ろうにも、教習所に通う資金がない。ハローワークに行っても、応募の条件には自動車免許があることが前提だった。
そのうち、職探しのプレッシャーに押しつぶされそうになった。気が紛(まぎ)れるかと思い、自治体に設置された結婚相談所にふらりと立ち寄ってみたこともある。しかし、案の定、門前払いされた。
年配の相談員から「まずは仕事を見つけなければ。農家に婿(むこ)に行く気があれば、まだ道はある」と言われた。街には結婚情報サービスの宣伝があふれているが、「失業中の男や低収入の男には関係のない話」と痛感した。
いわゆる「負け組」になったことを思い知らされた瞬間だった。中年フリーターには結婚すらも許されないのだろうか。
—続きはソースで
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20190206-00027578-president-soci&p=1
★1が立った日時:2019/02/06(水) 18:31:14.35
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1549450017/
正社員だって、大したのはそんなに居ないぞ?
そう?普通に働いてればスキルと言えるような仕事はきてきてるだろ
ルーティーンで気づいてないだけで、羅列してみるとあー俺結構やってきたなって思う
スキルっていうから大げさなんだよな。
経験、知見と考えれば納得がいく
焦るのは本当にギリギリ修正がきく可能性がある30代だろ
20代後半が一番必死になるべきだが
焦るとか遅すぎね?
もう、沈んだままだろ
まず友達の部屋に転がり込め
飲食経験者なんだから友達の飯を作ってやれ
お前らの未来
俺はバイトすら受からない
高齢だって贅沢言わなきゃ仕事はあるぞ
これ冗談でしょ?
全然食っていけるけどな
何がそんなに辛いのかわからん
辛いのは世間の視線ぐらいなもんだ
賃貸厳しくなる上にどんどんと詰んでる未来が迫る
刑務所があるし大丈夫だよ
女は誰かが手をさしのべてくれる
いいーなー
そこいらにゴロゴロいるぞ
43歳まで生きて無能なら、もう言い訳しかしないしな
雇うだけリスク
氷河期でも男は正社員がほとんどなんだよな
氷河期でも男でも非正規のやつは完全に少数派で努力不足
環境や他人のせいにしすぎなんだよ。
30代で会社が倒産とか普通にある世代だよ
再就職しようにも年齢がネックになる
ゆとり・さとり世代は、バカだから自分も歳をとるって想像出来ないんだろうけどね
幸せな世代だよ
いい歳して潰しの効かない必要とされない仕事をしてるのが問題なのでは?
会社倒産なんて昔から多々あったのに氷河期だけ特別扱いする理由なんてないでしょ
ごくわずか。究極のスキルである弁護士資格ですら、今は食えない奴の方が
目立つ。
俺みたいにスキルゼロだってそこそこの会社に入って取り合えず30年勤めて
る奴もいる。
普通に営業ができるだけのほうが
つぶしが効くよなw
貧乏でも楽が出来ればいいって自分で選んだ道だと思うが
エリートサラリーマンや医者や弁護士になってる奴らは勝ち組、社長もちらほら。かたや非正規はとことん非正規。
将来を見据えて努力した奴が勝つある意味勝ち負けがハッキリした世代で俺はわりとよかったよ。
隣の芝生は青く見える。
そういう仕事についている人たちはプレッシャーも半端ないかもしれない。激務でココロと体壊した奴も大勢いる。
一方フリーターでも田舎で贅沢しなきゃノンビリ生きることも出来る。
何がいいのかわからん。
勝ち組にカテゴライズされてたやつが体壊していくのが散見されるよな
43なんて若造もいいとこ
おまえが今やっている事と変わらんよ
生まれた年が違うだけ
もう一握りの勝ち組以外は遅かれ早かれそうなっちゃう時代だよ
ホワイトカラーは特に
スキルがあっても、そろそろリストラされる年齢だ
こんな不安、煽りに負けるな、オッサン