それを象徴するのが中国の通信機器大手の華為技術日本(ファーウェイ・ジャパン)だ。
昨夏、同社が日本の大卒初任給で「40万円」という求人情報を出し、大きな話題になった。同社は毎年10人前後を採用しているが、2015年以降、初任給を徐々に上げ、18年卒の理工系の大卒エンジニアを「40万1000円」、修士修了者を「43万円」に引き上げた。
中国企業の台頭は今に始まったことではないが、業績や規模の拡大に伴い、中国の現地企業の給与は毎年平均10%程度上昇している。
中国だけではない。マレーシア、タイは毎年5%程度の給与の上昇が続いており、成長著しいインドネシアやインドも毎年10%も上がっている。この状態が続けば日本の給与を上回るのはそう遠くないだろう。
▼「日本の給与がアジアで断然高い」は昔の話
そう聞いても、「日本の給与のほうがアジアの中では断然高い」と思っている人もいるのではないか。しかし、すでに現実はそうではない。
アジアの日系企業の「課長」の給与が現地企業に負けている、というデータがある。人材紹介業大手のJACリクルートメントがアジア各国の中途採用時の給与水準を調査した「The Salary Analysis in Asia 2018」(※)という公表資料がある。
この調査は各国の「日系企業」「欧米系外資」「大手現地企業」を比較したものだが、たとえば「経理課長」の年収を指標に日系企業と現地企業を比較してみよう。
まず、中国だ。中国における日系企業の経理課長の年収は下限が92万円、上限が254万円。それに対して現地企業は下限が203万円、上限が338万円であり、日系企業を上回っている。ちなみに、部長級は日系企業254万〜593万円、現地企業は338万〜678万円でこちらも日系企業のはるか上だ(金額はいずれも2月27日の為替レートで試算・以下同)。なお、中国の現地企業は「欧米系外資」と同水準という。
給与で日系企業が優位性を持つ国はどこにもない」
マレーシアでは、日系企業の「経理課長」は260万〜370万円に対し、現地企業は256万〜356万円とほぼ拮抗している。
ところがインドネシアになると日系企業は125万〜196万円だが、現地企業は203万〜384万円、部長は日系企業が204万〜266万円、現地企業が360万〜563万円。完全に水を空けられている。
調査を担当したJACリクルートメントの黒澤敏浩フェローは「給与で日系企業が優位性を持っている国はどこにもない」と指摘する。
「日系企業は早い時期からアジアに進出していますが、その後に欧米系外資が進出し、日系より高い給与で人材を引き抜かれるケースが増えた。その後、現地企業の業績拡大に伴い給与水準が上がり、日系企業から現地企業に人が流れるケースも増えており、給与を上げないと人材を確保できない状況になりつつあります」
▼「金融業の営業職の給与」日本は中国に惨敗
人材確保の厳しさは巨大市場の中国で特に顕著だ。
「欧米系外資よりも給与水準が高い現地企業も少なくありません。中国人の人気が一番高いのは現地の元国営企業、次に欧米系外資、最後が日系企業の順になっています。残念なことにこの10年の間に日系企業の給与は低いというのが労働市場に定着してしまっている。近年、欧米企業は中国に積極的に投資しており、日系企業の人材確保はますます難しくなっているのが実情です」(JACの黒澤氏)
今度は「金融業の営業職」の給料を比較してみよう。
中国の金融業界の営業職の場合、日系企業の課長級の年収は390万〜796万円。それに対して現地企業は474万〜948万円であり、日系企業を上回る。
営業職の部長級は日系企業1051万〜2118万円、現地企業は1271万〜2542万円。日系企業も決して低いわけではないが、それを上回る年収を得ている。
次に、1人当たりの名目GDPが日本の1.4倍と経済的には先進国に入るシンガポールになると、格差はもっと大きくなる。日系企業の課長が488万〜813万円であるのに対し、現地企業は853万〜2438万円。
部長になると日系企業が650万〜1219万円、現地企業は1544万〜2844万円になる。日本企業の上限年収よりも現地企業の下限年収が上回っている。
シンガポールの給与水準は幅が大きいが、月額30万〜60万円が最も多い層といわれる。2017年度の国立大学卒の理系の初任給は約33万円を超える求人もあり、文系も約25万円と日本の新卒初任給よりも高い。これでは現地の人が日本企業に入りたくないと思うのは当然かもしれない。
http://president.jp/articles/-/24813
当たり前だけど
低スペックすぎるんだよ。
海外に脱出されないようにな
ほとんどいないのにな。
手順書がちゃんとできているかどうか
わからない管理職。
手順書がちゃんとできる体制ができているかどうか
わからない管理職。
丸投げするか、自動化しろと
言うだけの管理職。
没落していくわけだよ
格差がないという、経済の基本が存在するのが、日本さ。
為替次第でどうにでもなるリスクもある。
イギリスなんて圧倒今に転落したそうだけど。
上司って何?w
絶対金額ではなくて、
能力対給与(給与 / 求められる能力) の数字を出すと、日本の管理職のがずっと上かも
若いやつ、もっというと未来から前借りしてるカネだとは思うが
本来管理職って統括者とは全く別の職業だしそれが日本には存在してないってだけ
終身雇用前提か転職前提かの違いもあるだると思う。
日本はいまだに新卒採用がそのまま定年まで昇進して組織を支える構造だけど
欧米ではそれは珍しい事じゃないの。
特に経営幹部の外部からの登用は当たり前のような気がする。
新卒一括採用ではないですけど、若いうちに就職すると、幹部候補でなければ、
途中で賃金の上昇は止まりますけど、事実上の終身雇用のようですね。
幹部候補は、上場企業だと上流階級に認められた人間が外から入ってくる。
中間管理職も同じ。ヘッドハンティングや中途採用で能力を見込んで雇うなら高いんだよ
それに引っ張られて外国でも高給出せないってことだろ
本社より高くなったらおかしいからな
日本の解雇規制なんて世界中でも緩いほうだぞ。
金銭での解雇を数年分とか払って解雇するのが当たり前なのに日本では経営者がそれを嫌がるから解雇規制がいつまでも解除できない。
アメリカだとリストラ長者とかガチでいるからな
残業代出ないし給料は頭打ち
割りに合わん
自分の場合課長で65万、ボーナスは250万弱ってとこ
土日も働くのは当たり前だし時給換算だとまあ割に合わんわね
もうなってる
日本企業の若手は管理職になりたくないってのが多数派
ちょっと前だと中国企業が日本の底辺アニメーター2倍の給料で大量に引き抜いた
みたいな記事あったよね
経営、総括、企画、技術、だけあれば良い。