「財政赤字は1兆ドルを超えてはいけないというメッセージだ」。米行政管理予算局(OMB)のマルバニー局長は12日、ホワイトハウスでの記者会見でそう力説した。金融市場では米国債の大増発懸念が浮かぶ。予算教書では19年度の財政赤字を何とか1兆ドル未満にとどめ、28年度には3630億ドルまで圧縮するプランも提示した。
米財政は08年のリーマン・ショック直後に急激に悪化。09年度の赤字幅は1.4兆ドルと国内総生産(GDP)比で10%弱に膨らんだ。その後は財政再建が進んだが、トランプ政権の大型減税と歳出増で、財政不安が再び台頭。市場は健全化の道筋を注視している。
トランプ政権が12日に提示したシナリオは、極めて楽観的だ。米経済の潜在成長率は2%弱だが、実質成長率が19年には3.2%に高まり、24年まで3%を維持するとした。巨額減税を決めたにもかかわらず、高成長が続いて1年間の歳入は10年後に2.5兆ドルも増えると試算した。
歳出削減も具体策に乏しい。連邦政府予算の構成は、社会保障費など「義務的経費」が6割を占め、国防費や公共事業費などの「裁量的経費」は3割ある。トランプ政権はその裁量的経費のうち1年間の国防予算を10年後に3割も増やし、一方で非国防費は3割も減らす極端な予算を組んだ。
「2ペニー計画」。非国防費の削減で盛り込んだのは、予算1ドルあたり2セントを削るという漠然とした策だ。同計画と連邦政府の組織再編だけで、10年間で合計1.5兆ドルもの歳出カットを見込む。生活保護など社会保障費でも1.8兆ドルの歳出減を実現するという。
トランプ政権は18年度の予算教書でも、「裁量的経費」のうち非国防費を540億ドル減らすとしていた。それが米議会は9日、非国防費も630億ドル増やす巨額の歳出引き上げ策を一転して決めた。政権の歳出カット策は、議会審議の面でも実現可能性に乏しい。
超党派の調査機関「責任ある連邦予算委員会」は、17年度に6657億ドルだった財政赤字が、19年度には1兆1500億ドルに拡大すると試算する。GDP比では5%を超え、金融危機時を除けば「双子の赤字」が懸念された1980年代以来の水準に悪化する。
予算教書では社会保障費の圧縮計画を盛ったが、それでも1年間の関連歳出は10年で1.6倍に膨らむ。楽観シナリオを置いても、高齢化による医療費などの自然増は避けられない。予算は雪だるま式に膨らみ、日本などと同様に簡単には緊縮予算に転じられない。
「雇用が好調な経済環境で、財政赤字がこれほど膨らむのは極めて異例だ」。ゴールドマン・サックスのヤン・ハチウス氏は危惧する。米経済は財政刺激よりも財政再建の好機にみえるが、中間選挙を控える米政権と米議会にその機運はない。
米債務の膨張は、債券安と株安の連鎖を招いた。財政懸念がさらに強まれば、長期的には基軸通貨ドルの信認をも傷つけ、世界経済の大きな不安要素となる。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO26835540T10C18A2EA1000/
日本を再占領する気かよ?w
今でも半分占領されてるような感じだし多少はね
やってることが支離滅裂
トランプがやってるのは中小企業の減税だからな
外国の輸入品には関税多くしてるよね
中国製のソーラーパネルとか
日本にうじゃうじゃゴキブリみたいにあふれてるのは「増税すれば全部解決する教」だろ、いい加減にしろ
財政赤字の名目値は拡大していくのが当たり前なんですわ。
でも安倍のように特定層(公務員・土建屋)だけに給与増と公共工事乱発で票田を押さえ
(かつ給与増で公務員を自民側に取り込み、リベラル勢力の官公労・自治労を弱体化させる役割もある)、
それ以外は増税wという奴よりは、トランプは案外民主主義的でまともなのかもw
アメリカ丸ごととなるとこんな金額になるだろ。
あの会社反省と学習をしないから。
あとは米国債下落加速すれば米国株も
何度もフラッシュクラッシュしながら下落していくだろう
以前みたいに新興国経済が爆発的に伸びてるのならヤルべきだが
新興国が頭打ちだから、世界から還流してきたドルで、アメリカの資産が取られてしまうよ
ドルを発行して、還流してきたドルを薄めればいいだけ。
誰かが株を買い占めてきたら、第三者割り当て増資で自分の味方に株を配る。
株式と一緒。
全部薄まったらダメじゃん
悪性のインフレだよ
日本よりアメリカのほうが先に財政破綻www
二回ほど親にもらった会社をつぶしたんだろ?
デフレ傾向を強めていたアメリカもこれでしばらく安泰だな。