【Bitcoin:BTC】cis6529 ビットコインやってた男【白川禁】

　資産総額が10億円を超える30代の著名個人投資家「テスタ」さんは「相場全体の上昇の恩恵はあまり受けていない」とこぼす。
もともとデイトレードが中心だったが、今年になって数カ月間の中期保有へ戦略を変えた。
運用の対象は時価総額200億〜1000億円の中小型株だ。
９月以降の急ピッチの相場上昇は、日経平均を構成するような大型株がけん引した。「中小型株は期待したほど上がらなかった」という。

■大型主導に乗れず、神戸鋼の短期売買で3000万円稼ぐ

　大型株主導の株高に乗り遅れた分を穴埋めしたのは、データ改ざん問題で株価が急落した神戸製鋼所の売買だった。
不正発覚で株価が急落した10月10日以降、神戸鋼の１日平均売買代金は574億円とそれまでの14倍近くに膨らんだ。
下がれば買い、反発すれば売りというもともと得意だった短期売買を繰り返し、10月に神戸鋼の売買だけで約3000万円の利益を生み出した。

　「テスタ」さんは「神戸鋼のような売買急増銘柄がいつもあるわけではない」と冷静で、ある程度の期間を考えて投資する基本姿勢は続ける方針だ。
今注目しているのはゲーム関連銘柄という。ＰＥＲ（株価収益率）からみて株価水準の高さは許容されにくくなったと判断し、信用取引の売りを出している。