「葉山で暮らしたい」
そんな願望を抱き始めたのは、25、6歳の時だった。きっかけは、友だちとの小旅行。葉山にある「音羽ノ森ホテル」に足を踏み入れた時、自分の中の何かがピピッと反応してしまったのだ。ラウンジの窓の外には海が広がり、テラスには青色のパラソルがきれいに並んでいる。そんな景色を眺めながら、雰囲気よくしつらえられた洋館の中で飲むビールが格別だった。
すっかり葉山に魅せられた私は、それ以降、連休や夏の休暇を使って音羽の森ホテルにしばしば足を運ぶことになる。そのうち「まとまった休みができた時しか来られないなんてもったいない。通うくらいなら近くに住みたい」という思いがムクムク芽生え始めた。
まだ独身だった20代の頃、勢いに任せて、葉山に一人暮らし用の部屋を探したこともある。しかし、なかなかいい賃貸物件に巡り会えず、その時は諦めざるを得なかった。
東京で家を持つのは難しい
再び葉山への移住を考えるようになったのは、結婚した後のこと。30歳で結婚した当初から、夫とは「自分たちの資産に残るものが欲しい」と意見が一致していた。家を買うという一大プロジェクトに、いよいよ本気で取り組み始めたのが31歳の時。
当時、私たちは世田谷区尾山台に住んでいた。都心からほど良い距離の閑静な住宅街。二子玉川や自由が丘に近く、遊ぶ場所にも困らない。結婚後に1度引っ越した時も、再び尾山台のマンションを選ぶほどお気に入りの街だった。しかし、家を建てるとなると話は別。売り出し中の一軒家のを見るたびに、「高すぎてとても手が出せないな……」と感じていた。
東京で家を持つのは厳しい。いい土地に巡り会うことは稀だし、なにしろお金がかかる。夫とは、埼玉や千葉や神奈川など郊外のエリアを色々見てみようと話をしたけれど、本当のことをいうと、その頃から私の頭の中は「葉山」一択だったのだ。
2人で初めてデートした場所も葉山だったし、結婚式も音羽ノ森ホテルで挙げたから、夫も私の「移住願望」には薄々気がついていたようだった。
約1カ月のスピード契約
私たちが家を建てた土地は、逗子と鎌倉の中間地点、山に近い高台にある。条件やコストを検討して、葉山からもう少し範囲を広げて逗子や鎌倉を見てみようと、地元の不動産屋に相談し、見学初日に一目ぼれして決めた。実際に土地を決めるまでは、1カ月もかからなかったから、我ながらすごい決断力だと思う。
逗子に住むことを決めたとき、「近くに知り合いがいない場所に住むなんて不安じゃない?」とよく聞かれた。でも、今振り返ってみても、不安は「なかった」と言い切れる。なにしろ、ずっと憧れていたエリアに家を持てるのだ。期待が膨らむばかりで、不安を感じている暇などなかった。
会社に逗子出身者が2人いたことも、背中を押してくれた。逗子で生まれ育ち、今も逗子に住んでいる女性の先輩と、実家が逗子にあるという新入社員の男の子。家を建てることを話すと、2人とも「逗子は雰囲気がのんびりしていて、住みやすい場所だよ」とお墨付きをくれた。何より2人のことが好きだったから、「こういう人たちが育つ場所なら間違いない」という確信を持てたのだ。
逗子ではグチをこぼす気にならない
逗子に移住して約1年。
大人になると、それぞれ生活スタイルが変わり、友だちと会う機会も減っていく。逗子で暮らし始めると、ますます交流の機会が減るかもしれないと思い、それは少し寂しい気がしていた。けれども、予想をいい意味で裏切って、なぜか逗子に移住してからの方が、人と会う機会が増えている。
鎌倉や葉山などのエリアを散策したり、逗子でサップ(スタンドアップパドルサーフィン)の体験をしたり。観光がてら、遊びに来たいと言ってくれる人が多いのだ。学生時代の友だちや会社の仲間が休日に遊びに来てくれて、わが家でホームパーティーを開くこともある。
仕事後に飲みに行くと、ついグチばかりになってしまう人も、逗子ではそういう気分にならないらしい。海を見ながらカレーを食べて、ちょっと寒いけど外でビールを飲んで、ボーッとする。ただそれだけなのに、皆がリラックスして、すっかりほどけた表情で笑い合えるのは、土地の魔法というべきかもしれない。
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毎日通勤4時間ってもったいない
逗子で仕事がなくても横浜ならあるだろう
人生の無駄
マンションアパート空き家だらけ
憧れだけでは暮らしていけない
住めば解るその暮らしにくさ
地価も安いだろうし
そうなると救援活動の初動が遅れると思うから、やめとけ。
病院もまともなのがない。
よく鎌倉の湘南鎌倉総合病院に逗子消防からの救急車が来てる。
葉山からも来る。
やめとけ。
俺一人もんだけど
子供が出来たらそうそう引っ越しも出来ないからね。
逗子は地震、津波から逃れられるところなら良いかなと思うよ。
葉巻でもふかそうものなら他の地域には住めないわな
どんないい景色でも毎日同じ景色じゃ飽きるぞ
海外旅行やキャンプにでも行く方が良い
それを力説されてもな
と言うか移住して約1年で結論出されてもな。
友人がマイホーム買ったらお祝い兼ねて一度は訪れるのは普通だし、
まだ本当の日常とは言えないと思うわ。
逗子はきつそうだな
1時間45分ってのが、逗子までの距離や、勤務先の場所によるんだろうけど全然悪くない
津波を考えると高台に家置いて浜辺までは下り徒歩1kmくらい
帰り道は登山道になるから老後がつらそうでやめた