【日経平均】【株価】日経平均 前場寄り付き　一時250円超の上昇　衆院選の与党大勝を好感 [10月23日]

23日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続伸し、前週末に比べ210円ほど高い２万1600円台半ばで推移している。上げ幅は250円を超える場面があった。22日投開票の衆院選で与党大勝を好感した買いが入った。大型減税を含めた米税制改革の進展への期待から、外国為替市場で円相場は１ドル＝114円近辺に下落している。採算改善への期待から輸出関連株に買いが集まっている。

続伸して始まった日経平均株価（23日午前、東京都中央区）

ＪＰＸ日経インデックス400と東証株価指数（ＴＯＰＩＸ）も続伸している。衆院選で自民党と公明党の与党の獲得議席数は全議席の３分の２の310議席を上回った。財政政策と日銀による大規模な金融緩和によるアベノミクスの継続を見込んだ海外投資家中心に買いが膨らんでいる。日本株の先高観を背景に「株式の持ち高に占める日本株比率を引き上げるための買いは当面、続く」（大和証券の石黒英之シニアストラテジスト）との見方があった。

野村や三井住友トラ、第一生命ＨＤなど金融株の上昇が目立っている。2017年４〜９月期の営業増益が伝わった住友重もしっかり。日電産と信越化は年初来高値を更新した。一方、花王とＪＴは下落した。セブン＆アイも安い。〔日経ＱＵＩＣＫニュース（ＮＱＮ）〕

配信2017/10/23 9:22
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASS0ISS11_T21C17A0000000/