■ERPは経営者のためのツール
私たちがつくるERPは、人事・経理などのバックオフィス業務を効率化する製品です。そもそも、これは「意思決定を効率的に、的確にしたい」という海外の経営者のニーズから生まれました。海外では、現場で働く社員より、経営者に必要な環境を整えるのを優先します。社員は日々の営業活動や商談内容のデータを打ち込んで報告します。これをERPなどのツールを使って素早く集約し、経営者の判断材料にするのです。社員が報告の作成や入力の手間で苦労するとしても、経営者のために情報を「見える化」するのを優先するという考え方なのです。
営業を例にとってみましょう。海外では、営業担当者は「代替可能な」存在と考える向きが多いです。社員は、会社がマーケティングをして築き上げたノウハウに従って売るよう求められます。個人のスキルは関係ありません。優秀な人がいたとしても、いつ引き抜きにあって辞めてしまうか分かりません。個人のスキルに依存するのは、経営者からみてリスクなのです。データ管理を重視する背景には、こういう事情もあるのです。こうしたデータ重視の傾向は、営業以外の部門でも共通です。
日本でも「見える化」が一時流行しましたが、あまり普及しませんでした。現場の抵抗が大きかったからです。では、なぜ抵抗が大きかったのでしょうか。それは、現場の社員のスキルが米国と比べて非常に高かったからです。
欧米流のERPの考え方には「マネジメントする側が優れていて、末端にいくほど能力が低い」という前提があります。「末端」の社員は比較的低賃金で、その生産性についてもあまり重視されません。
小さな問題であっても、自分で意思決定することは求められず、与えられた業務をルーティンとして日々こなすよう期待されるのです。
■日本の「現場」は優秀なのに…
日本はどうでしょうか。日々のオペレーションで、意思決定をしているのは現場の社員です。海外では「日本は意思決定が遅い、上にあげなければ決められない」とよく言いますが、これは部分的に間違っています。意思決定が遅いのは、あるレベル以上の「重要な判断」だけなのです。
日本ではオフィスや工場、店舗などの現場で毎日のように小さな意思決定が行われています。そのスピードは速いのです。代表的なのが、製造業の生産現場で日々実施されている「カイゼン」でしょう。日本の現場は、海外とくらべて非常に優秀なのです。自分で考え、判断できる優秀な人材が現場に集まっているともいえます。個別のスキルが高いから、仕事をきっちりルーティン化しなくてもいいのです。大まかな指示があれば、自分で考えて適切に業務を進められるのが、日本の現場です。
日本で「見える化」が普及しないのは、当たり前だと思いませんか。もしあなたが営業担当者なら「業務内容を毎日打ち込む時間があるなら、1件でも多くお客さんに会った方が業績に貢献できる」と考えるでしょう。それを裏打ちする実力もあるわけですから。
■欧米型ERPに限界
では、日本の問題は何なのでしょうか。それは自分の頭で考えられる優秀な人が日々の雑用に追われていることです。彼らの給料は一般に米国の末端社員より高く、コストがかかっているわけです。にもかかわらず、雑用のせいで本来の仕事を適切にこなす時間が足りなくなってしまうのです。生産効率が他の先進国に比べて悪いのは、そのせいです。つまり、日本が改善すべきなのは「庶務」と呼ばれる日々の雑務の効率なのです。
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO21783530S7A001C1000000
サビ残させた方が生産効率があがるんじゃないの?
時間当たりは知らんが、払う月給を基準にすれば上がるはずだろ
当たり前化させたくなるものじゃないの?
確実に下がるよ。
労働生産性の数式は売上を労働時間で割るんだから。
勘違いで動いてるフシあるよな
本来は逆なのに
事業者(役員・管理職)←事業を推進し利益を得るのが目的
本来従業員は雇用契約を結んで報酬を得た時点で目的が達成されてる
なのに何故か事業者目線で自分の仕事の成否まで責任を負わなきゃいけないと
勘違いしているので何でもしようとしてしまう
その結果、本来管理職がやるべき仕事を従業員が奪ってしまうのでマネジメント
が成り立たず中途半端な属人化とごまかしと問題の先送りだけが残ってしまう
で、どうすればいいかを聞きたいね。
概ね正解な仮説だけに検証部分が知りたい。
自分としてはこれは時間が解決する問題だと思ってる
人手不足が限界まで進んで長い時間を経て本来の被雇用者と事業者の関係が
再構築されるのを待てば解決する
30年かかるか50年かかるか100年かかるかはわからない
時間の長短はあれど、再構築ってのは業績に応じて行われるだろうね。
日本は低成長でも死なない程度を維持できてるから再構築が進まないよね。もうすぐ中国とかに負けてからそのことに気づくかもしれないけどね。
これじゃ生産性は上がらんわな
分かるわ。うちの会社でも課長が雑務やってるから。
でもうちの課長は部下を信頼してないから、全部自分でやってるだけなんだな。
本当は「生産効率」が問題じゃなくて、「労働生産性」が国際比較でパッとしないことが問題なのだ。
その労働生産性がどう計算されているかというと、GDPを労働者数か総労働時間で割って求める。
日本は需要が伸びないからGDPが頭打ちになり、労働生産性がイマイチになってる。
需要を増やすには国民の実質収入を増やすのが一番で、BIを導入するまでもなく、消費税廃止で十分だ。
歳入が足りなくなるなら、日銀が最終的に吸収することを期待して、国債をもっと増やす。
生産能力が衰えない限り、ハイパーインフレはない。
ここでいうオフィスの生産性とはあまり関係ない
まあオフィスもそんな高い方じゃないが
サービス業よりかは大分マシ
眉間にしわ寄せて忙しいオーラを漂わせないと
責任ある仕事を任せられてしまうからな。
日本は売り上げはなかなかあるんだからあとは社員の給料削るだけの話だぞ
むかし終身雇用と年功序列やめて成果主義を取り入れようとか言ってた頃と同じ雰囲気だ
たぶんこの動きはみんなの首を絞めるだけで終わるだろうと思ってる
アメリカより日本のほうが10%能力が高かったんだと
要は、いまでもすべての現場で日本のほうがアメリカより能力が高いんだ
ベンチャーなんだよ、ベンチャー
【解雇規制を撤廃】してもいいから、【代わりに都内にある財界を破壊】させてもらおう
解雇規制の代わりに、【規制産業を全て東京から地方のど田舎に移転】
結果として都内のベンチャー起業率が飛躍的に高まり
生産性の高いソフト系やAI 産業に一気に雇用が変わっていくから
明治維新や戦後成長バリに、日本一人勝ち時代になれるぞ
現場はレベルが高いんだ
もったいない状態になってるだけなんだから
それはつまり、これまで散々言われてきたように
経営者が無能という結論に行き着くだけでは?w
あとはインターンという名目で何カ月も雑用をタダでやらせる制度の充実だね 欧米に習ってwww
能力のある社員に雑用をやらせているからって事だね
経営数値分析できるくらいの人物
が、スカウトされてきてトップに
立ってる。
日本は、現場からのたたき上げで、
下から上がってきた資料に、こんな
資料じゃ分からんと文句をいうだけ
のトップが多い。
役員も専門職化してないから、経営
トップが一人で何でも判断する必要
がある。経営も専門職化が必要。
どうでもいい雑用に大半の時間を取られている。
どうでもいいけど、それは会社の中のことを熟知していないとできない雑用だから、
単純に派遣とかに置き換えることもできない。だからそのままになってる。
そのまま根性で乗り切ろうとする。
欧米人はつらいなーと思ったらすぐ音をあげて、
どうやったら辛くなくなるかを考える。
環境を作ってあげよう
一番の不効率なんだけどな。社会の癌。
仕事してますしてますしてますってして、人口減とライフスタイルの
多様化なくなって市場の多様性がなくなり、発想がまずしくなり、
新しいものが生まれなくなり、金が儲からなくなり、発想がさらに
シュリンクしていく。
馬鹿なんだよ、結局。