そんな不安を抱えながら手に取ったのが『人生100年時代のお金の不安がなくなる話(SB新書)』(竹中平蔵、出口治明/SBクリエイティブ)。経済学者である竹中平蔵氏と、ライフネット生命創業者の出口治明氏が、将来のお金のことについて、それぞれの意見を述べている。根拠のない不安を払拭してくれそうな、ポジティブかつ説得力のある内容だ。
■老後のお金の不安
超高齢社会に突入した日本。平均寿命も2016年のデータで女性87.14歳、男性80.98歳と過去最高を記録し、2065年にはそれぞれ91.35歳、84.95歳になると予測されている(平成29年版高齢社会白書)。定年が60〜65歳だとすると、その後、場合によっては数十年の人生があるということだ。一体どのくらいのお金があれば足りるのだろうか?
老後の不安について、竹中氏は、老後資金は「自分で貯める」のが基本だと述べる。人口が減少し働き手は不足するので、働き口が不足するということはなく、元気で働くことができれば、老後も心配はないとのことだ。そして、老後の大きな不安要素である「年金」については、保険に戻すことを主張。現在の年金は、高齢者が少ない時代に設計された制度であるため、全員がもらえるようになっている。これが「保険」であれば、支払った掛け金にかかわらず、一定の所得があればもらえないのが原則だ。さらに、国に払っている年金がもらえるかどうか不安な人には、個人年金に加入することを推奨。国に頼るだけではなく、自分で考えて準備することが大切だ。
一方、出口氏は、老後のお金については心配していないそう。定年をなくして生涯働けば、一定の収入が入ってくるからだ。年齢に関係なく働ける人が働き、若い人が高齢者を支えるのではなく、みんながみんなを支える社会にできれば、老後のお金の不安はあまりない。さらに、「将来年金がもらえなくなるのでは」といった不安は真っ向から否定する。国債が発行できれば、年金の支給を含めて予算が組めるため、財政は維持できる。国自体が潰れた時には、もはや公的年金保険どころの問題ではないので、悩んでも仕方がないというわけだ。
■これからの時代に活躍するには
老後のお金の不安を解消するには、元気に働くこと。では、変化の激しい時代を生き残るには、何が求められるのだろうか?
この問いに対して出口氏は、変化を生き残るのは「対応力」であると述べる。これは、ただ変化に対応すればいいということではなく、その状況をきちんと認識するということ。これからではなく、「今」の私たちが置かれている状況を認識することが大切だ。
ビジネスで成功したいなら「自分は何をやりたいか」というビジョンを明確に持つことが大切だと語るのは竹中氏。これは起業家に限ったことではない。お金や社会的地位よりも、自分の夢に一所懸命に向き合うことが大切なのだという。竹中氏の時代は、とにかく食べていくために働かなければならず、選択肢はなかった。しかし、現在の若者には選択肢が数多くあるのだから、「楽しそう」と思えることをやってみればいいとエールを送る。
変化が激しく、将来が不透明な時代に、不安を抱く人も多いだろう。しかし、本書の冒頭で竹中氏は問う。「かつて先が見えた時代というのがあったのだろうか、不確実性のない時代があったのだろうか」と。私たちの住む世界は、いつだって変化に富んでいる。書籍やテレビ、ネットなどで情報を収集し、根拠のない不安を取り除いていけば、自然とすべきことが見えてくるのではないだろうか。まずは60歳、65歳の定年という概念を捨て、いくつになっても元気に働けるように、今を一生懸命生きることが大切なのかもしれない。
https://ddnavi.com/news/404803/a/
俺も50くらいで早期退職したい
退職金マシマシのリストラがタイミングよくこねえかな
じゃあ公務員の定年をなくそう。
いつでも首を切れ、いつでも雇えるようにしよう。
徐々に定年引き上げてるから気がついたら無くなってるとかマジでありそう
ある年齢になったら賃金引き下げが当たり前にしないと
若者には辛すぎ状態だろ。
年金生活も結局は若者から搾り取っている状態だし
働いても結局は同じだが、同じならまだ働いてもらった方がマシかな。
40歳すぎで、もうほとんど求人が無いぞ
50歳すぎたら特殊技能あっても就職難しいぞ
数年前に入院を契機に辞めた人は風の噂では任意加入だった頃の名残で
少ない年金ではとても暮らせなくて今では生活保護受けていると聞いている
病気で働けなくなったときのことを心配してるんだよ!
定年制は完全廃止までとはいかなくても実質形骸化すると思う。
定年制は残るが
定年まで働かせない人事制度のおかげで
転職を余儀なくされる
もう定年制とかどうか言ってられなくなると思うが。
結構需要あるしな。
草むしりとかやってくれるんだよな。
体力などが低下して若い頃のようにバリバリ働けないことへの保険なのだから、
制度上の問題じゃない。
体力が衰えたり病気になったら、若い頃のような職業選択の自由は狭まるし、
そのぶん収入も落ち込むだろう。定年がなくなって安心だというのは幻想。
自分があの年齢で、立ち仕事とか考えられない…。
その人達が元気だとは限らないけど、自分は体が丈夫じゃないから絶対に無理だ。
頭も良いほうじゃないし動作もおっとりしてるから、本当に老後が不安で仕方が無い。
>元気で働くことができれば、老後も心配はないとのことだ。
>そして、老後の大きな不安要素である「年金」については、保険に戻すことを主張
そういうことは諸個人の判断にゆだねて
国民年金制度を廃止すればいいだけ
ただ、そうすると現在の受給者への国の持ち出しが増えるので
騙し運転を続けざるを得ない
簡単に言うと現在の公的年金制度は欠陥制度なわけ
平成初期から言われ続けていたことだけどさ
杖をついてやっと立てる程度のよぼよぼの爺さんにも「なに?70歳?まだ働ける。働いて稼げ。生活保護なんて
のは90歳超えて働けなくなってからだ。」と追い払うみたいな感じ。「まだ働ける」は生活保護の拒否の口実に
過ぎないので、その爺さんが本当に就職できるかどうかはどうでもいい。
70才を超えると、個人差が激しくなるからなー。
完全に老害化する人もいれば、まだまだ知力体力充実してる人もいる。
しれないけど逆効果だろうな。老後も働くことを前提に年金支給額を減らされるのが見え
てるから、体の衰え等で働けなくなった時の備えのために、より一層貯蓄に励むだろう。
みんなより一層貯蓄に励むようになるとしか思えない。